セプテンバー
突然の贈り物
涼しいなぁ~!
今夏は気候の変化に惑わされている間に、季節は秋へと。
友が、切らさず庭木を切ってきては活けてくれる。赤い彼岸花も有ったりする。
あれよあれよという間に、九月も終わろうとしている。人生は滝壺に落ちる滝のような勢いで流れ落ちていくぞ!
九月に入って二度目の三連休の事。
倅が一人で帰ってくと連絡があった。その日は金曜日。日付が変わろうかという…夜更けに
眠っていた高齢者の母は声に起こされた。いつものパターン。「おかえり」その声の後に「ただいま」が続く。
嫁、孫二人がはにかみながら笑顔で寝室に入ってきた。
「明日誕生日じゃろう。皆が時間調整して全員で帰ってきたよ」ドヤ顔のセガレ。
婆は飛び起き、三人にハグ!かわゆい孫たちを抱きしめる。アタシのバースディープレゼントか!
真ん中の一本、太いローソク。これが唄うんよ!太いのはいっぽんで70歳分だとか。それに+アルファー
ローソクに灯をともすと ♪~ ハッピーバースディ・ツーユー~♪ ってメロディーが流れて~!
22日土曜日。婆は思いがけない家族そろっての誕生祝をしたのだ。
歌は切れることなく、繰り返し何度も流れていた。アタシの心情そのままだったので嬉しく何度も聞いていた。
外食をしたがらないアタシに合わせて、今夜は手巻き寿司だって。すまないな。
ママの号令一過、次々運ばれた料理。嬉しいナ。♪~たんじょうびは、うれしいな~♪
注文を聞いて孫息子(22歳)が海苔に起用に巻いてくれる。こんな日が有ったなんて
翌朝、二泊三日で三人は帰っていった。
枝落し、除草剤、球替え・・・日ごろ気になっている雑用をこなし、一人残った倅は良いシゴトしてくれた。
病を得てこっち、このような二人の過ごし方ができるなんて。誰に感謝をすべきか。
いつも私たちの間に入ってアドバイスしてくれる良きお節介の親友たちに頭を下げる。
連休は、むげに・・・去っていった。
孫たちは、外に立ちクルマが見えぬまで手を振って見送った。倅の時は、ソファに横になり
送れんよ。ここでバイバイって、唄う様に靴を履こうとする息子の背中に投げた。
次の瞬間、靴を投げ出し息子は私のそばまで掛けてきた。忘れ物かなぁ~?・・・と思っていたが
私の両手を握り、引っ張り起こし、ガバとハグした。×××・・・エッ!
これまで、孫たちとは嫌われながらも、どこか強引に会ったとき、別れるときやってきたアタシ
倅がするなんて!「今度はお正月に帰るけん」」って言うたんよ。
これが私の喜寿の祝い、家族そろってのバースデーでした。テヘッ(笑)
by kazumi1171713 | 2018-09-27 15:34