お喋りドライブ
道は続くよ
「大山(だいせん)見に行こうや」
Aが突然やってきて言った。雪の大山、見たいなぁ~と思いながら口は「行かない」と意固地を張って私。
Aは、強引に誘う。私の気持ちを知り抜いていて、でも全ての動作がスローな自分の足を思うと心複雑なアタシ!
「やまなみハイウェイ、通ったことある?全線開通以来でかけてないじゃろ?」とA
(しまなみ海道<尾道ー今治>に対して陸上はやまなみ街道<尾道ー松江>)
人の先行くアタシの運転好き。この言葉に煽られるように行く気持ち「大に」入る。
ゴジャゴジャ言いながら、サッサと支度して。普段着で飛び出す。
犬の身繕いと一緒で、バサバサと全身を振るだけのばあやの外出のいでたちなんです。
目的もなく、ただ、尾道から北へ向かってぶらっとするだけのドライブ。
まっすぐ日本海まで150キロ程の道なんです。
驚いたねぇ~!ものの30分も走ると、路肩に雪が!いつ降った雪なんかな。喜ぶアタシ!
運転手は得意そうに「来てよかったろ」とまるで自分の道路の様にどや顔。
各インターに必ず「道の駅」があって、どこも繁盛している様子。
世羅という道の駅には、地元出身の彫刻家・杭谷一東氏(現イタリア在住)作の「天地花」のモニュメントが
生憎の曇り空でしたが、蒼い空に雪より白い大理石は清々しく映えていました。
そういえば・・・ここ世羅は高校マラソンの強豪校の地元たっけ!
県北のお土産はなんといってもお漬物ですかね。沢山の種類がありました。勿論買いました。
ドライバーAは地理に生字引、更に博学なのでおしゃべりは果てしなく・・・!
広島県で一番北の町 高野(たかの)ここまでで100キロ、峠を降りると島根県の雲南市、奥出雲です。
「砂の器」「もののけ姫」「絶唱」とかのロケ地なんですがパス。温泉もパス。いざ島根県へ!
この2人、長い人生出べそ暮らし、大概の所は出かけているのです。どこもいってるし、外は寒いのでパス。
路ばたの気温表示には、2度・4度・6度と。降りると風に吹き飛ばされそうな寒い日でした。
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行き当たりバッタリ
山を下ると松江です。
「mamarinnnに電話したら!」Aが言った。アッと思った。今、私もどうしてるかなと、思っていたところ
松江にはかれこれ10年来のブログ友がいます(3/14日の掲載文見て下さったらうれしい)
ままりんはAにとっても共通の友人なのです。会いたいな・・・とは思ったけど
いきなりの電話、どんなもんかな?迷惑じゃないかな?でも、電話位なら!
いい時代ですね。何所にいても本人に直接伝わる便利な機器。リーン・リーン!
「あいたぁ~い!ぱぱりん、送ってね」 いつもの仲良し夫婦の会話が手に取るようだ。
掛けて良かった。一人の時だったら掛けてない様な。Aの気持ちに感謝。
奄美大島へいった時、ブログ友(奄美)の紹介でブラジルに住む若い女性と知り合った。
娘の様な年齢なのですが、それでも交信は続いていた。
或る時島根から娘さんの母がサンパウロに来ていた。娘から紹介されて母は私を知った。
母親(ままりん)は帰国して、苦労して、ブログを開設、間を置かずして島根から私の元へ。その人がままりん
一年くらい経った頃、二人は宍道湖の夕日を見に行くことになった。ブラジルの娘のひと言。
「こちらへ来ること考えたら 山をひと跨ぎすればいいほどの距離!行け、いけ!」
会ってから知ったことだけど、ままりんは泣き虫の可愛い女性、ぱぱりん一筋の病弱なお姫様。
帰国中の娘さんとも一緒に食事したが、似ても似つかない私の様な頑丈なじゃじゃ馬姫!
待ち合わせ場所で、お昼ご飯を一緒しました。お互い競争して機関銃の様なお喋り。
ぱぱりんとAはさぞかし、退屈したろうか!
スッキリ!
3年分の話して、お互いの健康を確認し合って、ほぼ満足して別れた!
曇り空の中、車内から撮った大山、雪をかぶって、雲を退け魅せて呉れました。
by kazumi1171713 | 2017-03-16 18:22