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背を頼みに

たからもの


私のカメラは働き者です!
旅に出て、一日に撮る枚数は・・・おっと、お恥ずかしくて明かせないなぁ~^^;;
100枚以上なんてざらなんですよ。なんて^^;;お喋りさんね(笑)

撮り放題で帰ってきます。そこから・・・とっても忙しくなります。
見るのは好きです!でも、整理が下手なんです。これで、前に進めなくなっちゃう!

でも、なんといっても最近のカメラは性能が良いです!
動く車内からでも、歩きながらでも、構図も何もありゃぁしない。パシャ・パシャと~♪
こうして、UPすると、「それなりに」なんです!
だから、私の「たからもの」なんです~♪

ブログ掲載ともなると、写真に添える言葉が欲しい!いくら欲しくても出てこない。
いい加減なこと紹介すると(いつもいい加減だけど)駄目なんよね^^;;
そうこうしていると、ひと月なんて、飛んでっちゃう!ブログ掲載って、なかなか・・・ 
とまぁ、前置きが長くなったけど~~~★黄龍のお話し続けましょうね!

「人間瑤池(この世の仙境)」

 「友の背は、遠くて近く、冷たくて温かく」

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3650mの山頂駅から2時間ほどかけて歩いてきたところに、こんなにも美しい池が。
麓駅から歩いてくると、3~4キロあたりになるかなぁ~?

さし当たって、天空の湖って言いたいような!でも、こちらの言葉では「仙境」なんですね。
転ばぬように、下す足に気を付けて、もう、ほとほと嫌になってた歩みも
ここでは、しばしとまってしまった。思わず片膝ついて、座っていました。視線を落としてパチリ!
立ち上がるときになって、あぁ~、しまった!痛てて・・・と!

こちらの若人さんたちは感情表現が、はっきりしてますね。人前なんて気にしません。
大胆なポーズで写真に収めているのですが、この池でも、水の中に平気で入っていましたよ!

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黄龍のこの日の歩みをのせますね!

左側のロープウェイで7分間の空の散歩、桟道を横切って分かれ道で私は右の下り坂
友達は左折して更に上の「五彩池」へ。歩みの遅い私は友達より40分は短縮できるのです(泣)
ここまで来て「五彩池」に行かれないことは辛いけど、軽い高山病の症状もあるし^^;;

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五彩池に背を向け黄龍古寺あたりの紅葉の木木を撮る。
時折、陽が陰るが、とてもよいお天気にめぐまれていますね^^♪

全部、下り坂。桟道は階段状になってます^^;; どのあたりまで降りるのかしら?見えないなぁ~?

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どうして黄龍なのか・・・・わかりました

足もとの池の模様は、まるで鱗のようなのです。下から見上げると、それは
大きな龍が谷の奥の山へ駈け上っているようにみえるのでしょう!そういうことだったんだわ!

知らないってことは^^;;
しかも、元気な人じゃないと、ロープウェイで登ってきても、自分の足でしか降りられないんだわ!

ここまで来て、事の重大さを思いました。中国ってところは・・・なんて、勝手にブツブツ^^;;

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先を歩く人を撮りました。みんな、早いんよ。
お喋りしながら、楽しそうに歩いていきます。背中越しの声があっという間に追い抜いて行くのです^^;;

中国の人々は軽装で、高い靴やらツッカケの人もいます。健脚っていいなぁ!

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私は「杖」を2段先(下)につき、、イチ・二・サン、イチ・ニ・サンと数えながら進みます^^;;
そのうち、後ろから、唱和する声が聞こえてきました。アレッ?

「私、五彩池上るの止めて、こちらへ来たのよ」
振り返ると、Nちゃんが私の後を付いて歩いていました。嬉しぃ~ぃ^^♪
言葉の通じない所、危ない階段を・・・一人で歩いていたのがどこかで心細かったのよ!

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その時から、二人は一緒に歩きました。友の背中を頼りに歩いた私です。

Nちゃんは、左手には「簡易酸素ボンベ」を握りしめています。立ち止まって
シュッ、シュッと口の中に吹き込みます。私も真似をして、シュッ・シュッ!

気が付けば、中国の人々が私たちを囲んでみています。中には写真を撮る人も^^♪
私達はその日の朝、一人一本ずつ手渡されていた酸素ボンベ、みんなには珍しいものだったのね。

「私ね、高山病が酷いようなのよ。無理をしないように思って、登るの止めて降りてきたんよ」
ホントかな…って思った。私のこと気づかってそういってるのかなって。でも、なんでもいいや!

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                           蓮台池

こうして、一緒に歩けることが気丈夫だった。でも
羊を追う犬のようにイチニ、イチニとNちゃんの声は、急に忙しく聞こえてくるような。さらに、
「ここは、奇麗よ!撮って!」「こちらも綺麗!」とやたら撮ることを進めるのよ。素敵な景色なんです。

彼女カメラを持ってない。もう一人の友に貸してあげたという事でした。
集合時間も有るので、時間調整をひそかにしているらしいナ・・・と思い従った。

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                         金沙舗池(入口より1338m)

気が付けば、平地で、広場になったところに立っていた。 あぁ、入口に近いのかなぁ~と微かに思った。
(降りてくる私達には出口だけど、麓駅は入口になるのね)

14人ツアーで、登らない人が一人いた。最近手術をしたとか言ってたが。
この景色、見せてあげたかったなぁ~!それはすごい景色だったよ!

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                          飛爆流輝(入口より857m)

気を使いながらの下山になったけど、一人だったらもっと遅くなっていたように思う!
Nちゃんは、私の事、誰よりもよく知ってくれているので、言いたいことを言って甘えられる。
これまでも、一緒に旅に出ることは多い。決して自分本位な行動はしない。

それに引き替え、一人暮らしのわがまま人生、自分本位の勝手な私
一人だと、この時間に降りることが出来たかどうか?危うい!まず無理かと^^;;

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                            洗身洞

更に少し、上がったり下りたりは有ったけど。無事
ロープウェイ乗り場にたどり着いた。ここから集合場所まではさらに500m位。その距離が
今の私には、地獄の三丁目、いや心臓破りの丘(坂道じゃないけど)に思えた。もうボロボロ^^;;

でも、こんな性格の自分自身が嫌だった!しかし
良く頑張ったなぁ~って、心で褒めてやった。まだ、頑張れそうだって自信も湧いてきたよ!

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言葉にならない美しい棚田。3000以上も池が連なっているこの世の仙境!

あぁ、私は行ったのです!見たのです!歩いたのです!きつかったけど忘れられない旅になりました!

危うい足取りの私を、見守り、引っ張り、先導してくださったお友達、ツアーのなかまの皆さんに
感謝します。そして心からお礼申し上げます。

                          ★★★ ★★★ ★★★


★ 4200mに立つ

 旅の4日目、九寨溝から黄龍へ向う途中4000mを超える峠に立ちました!
 朝、10時過ぎだった!
 昨夜降った雪の中、峠は霧の海の中に在った!

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晴れていたら、雪宝頂(5558m)を見ることが出来ると聞いていました。

霧の中、何一つ見ることはできなく、しかも寒かったよ。
でも、その山も黄龍の展望台から見ることが出来て幸せな私でした~♪

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 「雪山梁子」と書いてあります。4200mの峠の事です!

 私の人生でこんなに高いところへ立つことは・・・・今後ないかもしれないですね。

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前日、3500mの「川主寺」という部落を通った時、夕陽に赤い山並みを。
走る車内から、撮りました。

車内から、無差別に押すだけで、撮れるものですね!



九寨溝の中を走っているときも、バスで移動中も、沢山のハラハラ揺れる旗を見た!
一枚ずつにお経が書いてあるという、「タロット」とか聞きました。

極彩色の、華やかな・・・・ひらひらです。

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降りて寄らなかったですけど。
レストラン、お土産売り場なんか、結構観光客の人が出入りしてました。
ふと、北海道のアイヌ部落を思い出しました。こうして、少数民族になっていくのね。

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蔵族の遊牧民族の織物、スカーフを記念に買いました。
この頃、寒い日、襟元に巻きます。あったかいです!

あの、高い山岳地帯に暮らすチベットの人々の事思い出させる「パシミナ」の織物です!

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酸素ボンベ
 バスの窓際にこうして立ててみました。ガラスクリーナーのように見えませんか?
 ふたにしている部分をひっくり返して、おちょこのように設置します。それから
 スプレーの要領で、シュッ、シュッと押します。

一本で何分持つかしら。結構長い時間使用できます。私はしょっちゅう使ってましたが
下山してもまだ、半分以上残っていました。

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「持っては、帰れません」
というわけで、未使用の人は捨てて帰ったとのことです。私は添乗員さんに返しました。

by kazumi1171713 | 2013-11-17 19:58